寝苦しい夏の夜には

2007年04月21日

合同会社(LLC)と合名会社と合資会社その2

合同会社(LLC)等の持分会社とはそもそもどんな会社なのでしょうか。株式会社と合同会社(LLC)との違いは前々回おおよその相違点を説明しました。ほんの基本的な部分だけですが、アウトラインは掴めたと思います。

では、3つの持分会社はそれぞれどのような特徴を持っているのでしょうか。くどいようですが、2番目の文字が違うだけではありません。

まずは出資者(社員)の責任性から話を進めましょう。合名会社は全員が無限責任社員です。つまり個人事業主や民法組合の組合員と変わりません。会社経営で作った借金は、会社が存在しなくなった後も背後霊のように出資者を追いかけてきます。おはらいをしたところで、この背後霊を振り払うことはできません。すみません。たとえが不適切でした。事業に失敗したときのリスクが大きいということを強調したかっただけです。さらりと受け流してください。

合資会社はというと、無限責任社員と有限責任社員の両方が混在します。この点が合名会社と合資会社との相違点です。いずれにしても、合名会社や合資会社の設立が進んでいない理由はこの無限責任性にあるのではないでしょうか。

実際、個人事業よりは法人経営をと望んでいても、株式会社や従来の有限会社を設立するには、最低資本金という高いハードルが厳然と存在していました。第三の選択肢としての位置付けしかなされなかったのではないかと思われます。

一方、合同会社(LLC)は全員が有限責任社員で構成されます。株式会社と同じです。最初から事業につまずいたときのことだけを想定して事業をスタートさせる人はいないでしょうが、この違いが出資者に与える影響は大きいといえるでしょう。では、同じ有限責任の株式会社が設立しやすくなった今、合同会社(LLC)が誕生した背景は何なのでしょうか?
posted by 運営者 at 10:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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