寝苦しい夏の夜には

2007年04月19日

合同会社(LLC)と株式会社どっち?

合同会社(LLC)は株式会社と同様有限責任を有する社員のみで構成されています。出資はどちらも金銭でしか行うことはできません。この点は共通しています。

合同会社(LLC)が株式会社と異なる点は内部自治の自由度の違いです。株式会社は「会社法」の施行で従来に比べると随分と自由になりましたが、それでも多くの点で法律による規制を受けています。

利益配分もそのひとつです。株式会社では出資額に応じて利益配分をしなければなりません。出資額以外の要素で配分を変えることは認められていません。物的な結び付きの強い経営形態なので、公平かつ合理的であるともいえます。会社の経営には携わっていなくても、会社が利益を上げたときには、出資額が多ければ多いほど、高い配分を受けることができます。

また、経営者であっても、出資者でなければ、いくら経営面で成果を上げたとしても、配分を受けることはできません。株式を所有していない雇われ社長を想像していただければ、容易に理解できると思います。(このような場合には、臨時の役員報酬は出るかもしれませんが。)

合同会社(LLC)は違います。利益配当は出資額に左右されません。社員全員の合意により自由に決めることができます。たとえ少額の出資者であったとしても、会社に対して技術等のソフト面で貢献してくれた人にも利益配分を増やすことができます。人的な結び付きを重視する持分会社の特徴であり、魅力のひとつです。

議決権においても、同様のことがいえます。株式会社の場合は10万円の株主は100万円の株主の10分の1の議決権しかありません。これが原則です。ところが、合同会社(LLC)の場合は、原則として出資者全員の一致が必要です。株式会社のように数の原理だけで決議されるわけではありません。
posted by 運営者 at 13:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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